「型」で読み解く英語のきもち -SVOC編(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/進学実績:三重大・京大など)
2020/06/26
「型」で読み解く英語のきもち -SVOC編(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/進学実績:三重大・京大など)
-高校生の英語力を開花させるたきしん高校部のブログ-
前回に引き続き、
英語を簡単に理解できるコツで非常に大事なのに
学校ではぜんぜんうまく教えてくれない
英語の「型」についてお話します
今回は第5文型(SVOC)について見ていきましょう
まずは補語(C)についてですが、
これはもう細かいことは置いておいて
「S=C」または「O=C」という関係で
SやCがどういう状態なのかを説明するしごと
と理解してください。
Cには現在分詞(ing)と過去分詞(-ed)も含まれ、
ingなら「~する・~している」 -edなら「~される・された」
を表します
さて、
第2文型(SVC)ではS=Cが土台です
I am hungry. 「私=空腹」
She is dressed in black. 「彼女=着せられた」
He was running. 「彼=走っている」
My hometown remained beautiful. 「故郷=美しい」
Natto smells awful. 「納豆=ひどい」
S=Cを土台として、それをどうつなぐかを
動詞が決めています。
am(be動詞)は「イコール」
remainは「~のままである」
smellは「~のにおいだ」
という具合に。
そして第5文型(SVOC)では
O=Cという関係ができています。
My parents named me Genki. 「私=玄記」
She couldn’t make her boyfriend happy. 「彼氏=ごきげん」
Do not leave the water running. 「水=流れている」
He found his room broken into. 「部屋=空き巣に入られた」
ここでも動詞がO=Cのつなぎ方を決めています。
name「~と名付ける」
make「~にする」
leave「~のまま放っておく」
find「~だとわかる」
というように。
しかしこのSVOC
実はもっといろんなことを表せます。
She asked me to turn the volume down. 「私=ボリュームを下げる」
Dad kept me in the closet as a punishment. 「私=押入れの中」
Turn the light off when you go to bed. 「電灯=切れてる」
to doという不定詞もCとして扱うことができます
in~のような副詞句でもCになります
offも副詞ですがCと考えられます
これらは長文でもよく見るので
「OCシリーズ」としてインプットしておきましょう。
ただ、to doは単語別の語法として覚えてしまってもいいです。
allow 人 to do/tell 人 to do/enable 人 to do などは
おまけだと思ってください。
なんでもかんでも同じ枠組みで説明しなくても
覚えて使いやすいようにすればよいと思います。
さて、前回のSVOO(SV+人+もの)と今回のSVOC
これらの「型」を身につけると英語はかなり簡単になります
SVOOとSVOCも決して紛らわしいことはなく
ちょっとやれば簡単に見分けがつきます。
例えば
My grandma made me an apple pie.
と聞いて
「おばあちゃんが私にアップルパイを作ってくれた」
「おばあちゃんが私をアップルパイにした」
で迷う人いませんよね。
こんな具合で常識的に判別できるものです。
あなたもまずは「型」を理解した上で
単語や熟語はその上に積み重ねていきましょう。
いままでなんでわからなかったんだろ?
と思うような英語読解体験ができることまちがいなしです!