ブックカバーチャレンジ Day7(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ勉強法/大学受験・進学実績:三重大・京大など/口コミ)
2020/06/04
ブックカバーチャレンジ Day7(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ勉強法/大学受験・進学実績:三重大・京大など/口コミ)
-勉強に楽しみを見出すこともめざすたきしん高校部のブログです-
自分の書棚にはないけど最後を飾るに相応しいのはやっぱりこれなので。画像は拝借ごめんなさい
『ドラゴンボール』
最後にどんな本を挙げて読書家ぶってやろうかと思ったけれど、
マンガだけど、はじめてちゃんと読んだ大好きだった本がこれ。
各メディアでこれほどまでにリメイク・リブートされまくる作品は
世界でも稀じゃないか。まさに生ける伝説
そして大人が読むとき、この物語の主人公は
誇り高きサイヤ人の王子 ベジータへと変わる。
メインアイテムのドラゴンボールは、物語後半ではただ人を生き返らせるための道具となるのだけれども(最後の願いはよかったよ!)、
わかりやすいストーリーにおいて、王道ヒーロー悟空の影で最強のNo.2を演じたのがベジータ。
宇宙を席巻した戦闘民族サイヤ人の王子・エリート戦士として生まれ育ったベジータは、挫折に次ぐ挫折の人生を歩む、というか這い進む。
最強最悪のフリーザに、自分の民族を虫けらのように扱われた挙句、我が故郷を民とともに葬られてしまい、
自分の力では復讐を果たすことが出来ず、堪えきれず涙しながら悟空に請う。
「フリーザをたおしてくれ…サイヤ人の手で…」
ここから下級戦士 悟空の背中を追いかける人生が始まる。伝説のスーパーサイヤ人への進化も悟空に先を越され、ついに自分への怒りでスーパーサイヤ人になる。
主要敵が現れる度にやられ役と化し(セル戦は特に見てられんかった)、出オチ要員を全うする。突然現れて19号を倒したときはかっこよかったなあ。
でも、ベジータがかっこいいのは、敵を倒したり戦闘力を上げて活躍するからではなく、自分の弱さと向き合い、何度でも立ち上がり、仲間と家族を愛し、ライバルを認める内なる強さを持っているから。
平和ボケしてゆく自分を許せず、魔道士の力を借りて悟空たちの敵になったこともあった。強すぎる自我で心まではコントロールされない所も素敵。最後は愛する者達を守るために身を呈してブウを倒そうとしてくれたよねぇ。
神龍にお願いして楽してナンバー1になろうとしなかったベジータ。誇り高きベジータ。愛情深いベジータ。悟空が大嫌いだけど、越えようと背中を追わずにいられないベジータ。
ぜったいに倒れたままで諦めない、強い男、かっこいい大人、それが誇り高きサイヤ人の王子 ベジータ!
そんな挫折戦士ベジータが最後の戦いで放つ、とうとうライバルを、友を、自分を認め受け入れるセリフは涙…いや、笑顔なくして語れない
「がんばれカカロット…おまえがナンバー1だ!!」
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このバトンは好きな本の表紙をアップして、その度どなたか1名指名していくというもの。
本書内の説明はなし。表紙の画像を7日間上げ続けます。活字文化活性化計画の一環です。
と、いうことですが、バトンは渡さなくてもルール通りでなくてもかまいません。