形容詞の語順(a nice new house)(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/進学実績:三重大・京大など)
2020/06/22
形容詞の語順(a nice new house)(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/進学実績:三重大・京大など)
-高校生の英語力を開花させるたきしん高校部のブログ-
英語を書こう・話そうとして
地味に迷うのが形容詞の語順です
日本語ではあまり気にしないところだと思いますが、
英語では一応のルールらしきものがあります
ざっくり言うと、英語の形容詞は
抽象的・意見が先、具体的・事実が後
という語順になります。
意見を表す形容詞とは
nice, interesting, delicious, beautiful
などの、人によって感じ方が違う形容詞で、
事実を表す形容詞とは
long, young, hot, large
などの、比較することではっきりする形容詞です。
でも、long, young, hot, largeもけっこう主観入ってますよね
ということで、事実を表す形容詞を
さらに詳しく分けたものが以下です
この順に文の前方に置きます
- 大小
- 新旧
- 色
- 出身・所属
- 素材
言われてみれば客観度が増すごとに
後ろに置かれていますよね。ね!
a tall young man
a large wooden table
big blue eyes
an old Russian song
a small black plastic bag
an old white cotton shirt
a traditional Japanese ceremony (traditionalは新旧の仲間)
さらに、大きさや長さを表す形容詞は
形や広さを表す形容詞よりも前に置かれます
a large round table
a tall thin girl
a long narrow street
色が2つ以上あるときはandでつなぎます
このときの順番はコロケーション的なものなので覚えましょう
a black and white dress (×white and black)
a red, white, and green flag (こちらは色の並び順でよいです)
形容詞の順番ってなかなか気が回らず
覚えにくいんですよね...
ネットで調べてみれば暗記法とかもあるので、
それで覚えられる人はゴロとかで覚える手もあります。
でも、普通の英作文とか会話で形容詞が3つも4つも
連続で使われることなんてありませんので、
はじめに紹介したシンプルルールに従えば
だいたいの場合は乗り切れるはずです。
つまり
抽象→具体、意見→事実、主観→客観
というガイドラインに沿っていればよいのです
たくさん練習して、間違ったら修正して覚えるという
サイクルを回している人にとっては暗記は効率悪いですからね。
まずは大枠をとらえて、必要ならば細部を暗記
もしくは使いながら修正していく
このスタイルで勉強するほうが汎用性が高く
他の分野でも役に立ちますよ!