類像性 -アイコニシティ-(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/進学実績:三重大・京大など)

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類像性 -アイコニシティ-(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/進学実績:三重大・京大など)

2020/06/23

類像性 -アイコニシティ-(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/進学実績:三重大・京大など)

 

-高校生の英語力を開花させるたきしん高校部のブログ-

 

 

今回は受験英語に直接は関係ないかもしれないけれど

とても興味深いことを紹介します

 

英語では丁寧表現をしようとするとき

助動詞の過去形を用いたりしますよね

 

Can you~? → Could you~?

Do you want~? → Would you like~?

 

のようなやつです

なんだか無駄に文を引き伸ばしている感じがします。

 

これってなんか回りくどくて面倒だなと

思ったことがある人もいるかもしれませんが

 

実は日本語でもよくやっているんです

例えば

 

~でいいですか? → ~でよろしいでしょうか?

         → ~でよろしかったでしょうか?

 

もはや文法的に正しいのか怪しいあれですね。

これは誰かのまねをしているという理由もあるでしょうが

本能的にというか、無意識的にやってしまっていると思うんです。

 

それはなぜかというと、

「言葉の長さが心の距離を反映する」

という感覚を私たちが持っているからです。

 

こういった、

言語の見た目の形式が実際の意味と並行する性質のことを

 

類像性(アイコニシティ)

 

と呼びます。

 

類像性は原理とか絶対的ルールなどではなく

「そういうこともある」という言語の側面に過ぎないそうですが

 

このことを知っておくと言語がより面白いものとして

捉えられるようになると思います。

 

家族や友人のように心理的距離が近い人に対しては

より少ない言葉でコミュニケーションをとれる一方

例)「バカ!」「手伝って!」「まいうー!」など

 

心理的距離が遠い相手や、心理的距離を置きたい状況では

言葉が長くなりがちなのも理解できるというわけです。

例)「それは賢明とはとてもいえませんね。」

 「手助け願えないでしょうか?」

 「たいへん美味しゅうございます。」

 

これでリスニングの表現と長文読解の表現の差が

納得いきますよね。

 

長文読解に使われるような文章は「きちんとした」文章で

基本的にかっこよく丁寧に書かれれているため、

表現も回りくどくて難しめの文法が使われがちなのです。

 

生徒がたまにLINEで送ってくる「丁寧語」も

いろんな「飾り」がくっついていて気持ち悪くて読みにくいです笑

 

普段のコミュニケーションではわかりやすさが

優先されるべきだと思いますが、

 

書き言葉ではそうはいかないようです。

日本語でも英語でも。

 

 

因みに仮定法のような「事実と異なること」を述べる文で

時制が過去にずれるのも類像性によるものだと思います。

 

過去形にしたり、言葉を長くすることで

現実との「距離感」を演出しているのです。

 

日本語でも

「もし私があなただったら...」

というように過去形にしますよね。同じ感覚です。

 

 

さらには、相手にお願いをするときなど

丁寧な感じを演出したいときにも言葉は長く、過去形になります

 

これも相手との距離を感じさせて丁寧さを醸し出しているのでしょうね。

 

わたしの大好きな映画「ハングオーバー!」でも

行方不明になった友人を取り戻すための交渉シーンで

わざとバカ丁寧な言い方をしているシーンがあります。

 

We would very much appreciate an opportunity to see Doug <before we give you the money> <just to verify (he’s okay)>.

 

「ダグに会う機会をいただけたらとっても感謝します」

というようなめちゃくちゃ回りくどい言い方ですよね。

 

ハングオーバー!は面白いセリフが多すぎる傑作なので

英語字幕でいちいち一時停止しながら観る楽しみもありますよ。

 

 

さて次回はこの類像性にもかかわりがある

他動詞+直接目的語 V.S. 自動詞+間接目的語

のお話をします。

 

これも英語の「感覚」が理解できてとてもおもしろいですよ

乞うご期待

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