agoとsince -過去形と完了形- ③(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/大学進学・進学実績:三重大・京大など)
2020/07/01
agoとsince -過去形と完了形- ③(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/大学進学・進学実績:三重大・京大など)
-高校生の英語力を開花させるたきしん高校部のブログ-
sinceとagoや完了形と過去形について見てきましたが
ラスボスはこれです
since two years ago
ありでしょうか?なしでしょうか?
これまでのsinceとagoの働きを理解していると
おのずと答えにたどり着けると思うのですが、
もういちど復習してみましょう
sinceは【過去】から【現在】までという範囲
agoは【現在】からみた【過去】のある時点に
でしたよね。
これって方向がまるっきり逆になっていませんか?
さらに、sinceは前置詞なので、
うしろに~agoという副詞をとることができません。
つまり、
since two years agoは
日本語で考えると「あり」そうな気がする表現ですが
英語のsinceとagoの役割を考えると「なし」なんです
× I have lived in Mie since two years ago.
○ I have lived in Mie for two years.
これが正しい使い方です
ちゃんと変わりの表現も用意されています。
ひょっとするとネイティブの文章などでも
since ~ agoという表現を見かけることがあるかもしれませんが、
それは英文法的にはまちがっています。
文法的に間違った表現は受験英語では絶対に避けるべきです。
受験英語では、採点の基準がどれくらい厳しいものか知りようもないので、
極力安全な表現を用いるのが基本中の基本です。
ただこれはダメと覚えるのはつまらないし
暗記しただけだと忘れてしまうので、
ぜひ理由・理屈と一緒に覚えましょう
英語は言語なのでイメージも活用しましょう
sinceは【過去】から【現在】まで
agoは【現在】からみた【過去】の時点で
このイメージは大切に持っておいてください。
今後もきっと役立ちます。
それではまた