現在完了形 V.S. 現在完了進行形(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/大学進学・進学実績:三重大・京大など)
2020/07/05
現在完了形 V.S. 現在完了進行形(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/大学進学・進学実績:三重大・京大など)
-高校生の英語力を開花させるたきしん高校部のブログ-
前回までに現在形、過去形、現在完了形をみてきました
そして動作動詞と状態動詞についても確認しましたね
今回は現在完了形と現在完了進行形の違いについてです。
前回もいいましたが、動作動詞において
-ingは「途中・最中」を表していて、
p.p.は「~し終わった(状態)」を表しているんでした
そして状態動詞は「変わらず~という状態である」ということで
「最中」も「~し終わった」もないんでしたね。
動作動詞で完了形を使うと「~し終わって、今どういう状態か」
という意味になり、「ずっと~し続けている(最中である)」とは言えないのです
このあたりからわかってくる人もいるかと思いますが、
つまり、
現在完了進行形とは
「動作動詞を使って【継続】の意味を表す」用法ということなのです
「過去のある時点から【今】までずっと~し続けている」
「【今】も~している最中が続いている」
というような意味になるんです
まだ終わっていないんです。
p.p.と-ingの違いがしっかりと現れていますよね。
I have finished my homework.
「宿題が終わって今は自由」
I have been doing my homework for three hours.
「3時間やり続けていて、いまも途中」
そして、元々「~という状態が続いている」という意味の
状態動詞の現在完了形では
わざわざ進行形にする意味がありませんので、
現在完了進行形は動作動詞を用いてつくることになります。
I have been hungry since I got up this morning.
「起きてからずっと変わらす空腹の状態」
ただし、前回も少し触れましたが
studyは「机に向かって勉強する」という動作イメージだけでなく
「普段から学ぶ・勉強する」という「継続」のイメージも持ちます
そうすると、以下の2つの文はどちらも可となります
I have studied English for five years.
I have been studying English for five year.
上は完了形、下は完了進行形ですね。
いままでの復習として、意味の違いを考えてみましょう
I have studiedとすると「ずっと変わらずやってきた」という
継続の意味になっています。そしてこれからどうなるのかはわかりません。
I have been studyingとすると「今もやっている最中・途中だ」という
意味になり、まだ終わってない感が見て取れます。これからも続けるのでしょう。
このように時制の表現が変わると伝わる印象が変わります。
これは日本語でも同じですよね。ちょっとした言い回しのちがいで
微妙なニュアンスが伝わります。
wait(待つ、待っている)も同じですね
I have waited for you for an hour.
「今まで待ってたよ。今はそれが終わってるよ。」
→相手が来た
I have been waiting for you for an hour.
「今も待っている最中だよ。まだ終わってないよ。」
→相手はいない。電話やメールでのやりとり
学びはじめのうちはあまり細かいことまで
気にしすぎなくてもいいと思いますが、
まずは大まかな違いや、大枠を捉えて例文をたくさん読み、
細かいところまで気を配れるようになってほしいなと思います。
「ここでの違いの理由は何だ」とか
「なんでそうなるんだ」と疑問に思ったら
すぐに調べたり、質問に来てください。
その積み重ねが深い理解につながっています。
気になっても放っておく人は
一生ばかのまま
つまずいたり、行き詰まったときが成長のチャンスなので
ぜひ生かしていきましょう