きれいな板書ノートは役立たず(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ勉強法/大学受験・進学実績:三重大・京大など/口コミ)
2020/02/17
きれいな板書ノートは役立たず
(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ勉強法/大学受験・進学実績:三重大・京大など/口コミ)
高校生の英語力開花に定評のあるたきしん高校部のブログです。
小学校や中学校で
学校の先生に教わること
板書を取りましょう
きれいなノートを作りましょう
私のまわりにもいました
美しい字で美しい構図できれいに板書を写す人
ここで考えてみたいのですが、
ノートはなぜ取る必要があるのでしょうか
出版して誰かに読んでもらうためでしょうか
壁に飾るためでしょうか
違いますよね
ノートは学習を定着させるための道具です
知識や経験を忘れないようにし、勉強や人生に役立てるためのものです
となると
優先事項は美しさではなくなります
自分にとって必要な情報が書かれていること
何度も見直して確認・修正ができること
これらがもっとも大切なことです。
ノートの価値を最大限に高めるためのコツを挙げるので
ぜひ実践してくださいね
①余白をたくさん空けておく
人間は空いた空間があると埋めたくなります
穴が開いているとなにかを突っ込みたくなります
ノートは見直し、復習するためのものです
きっちり完成されたものを作ってしまうと、書き込んだりする必要も余白もないので
二度と見ることがなくなり、死んだノートとなって意味をなしません
いつでも追加情報を書き足せるようにしておき、
気になる状態を常に維持しましょう
そうすれば、自動的に復習が進むのです
②間違えた箇所は色ペンで直す
よく、間違えたら消しゴムで消す生徒がいますが
これが役立つのはきれいなノートを取るときだけです
消しゴムを使うと時間ももったいないし
何よりせっかくの「自分がミスする箇所」の情報を消してしまうことになります
これはものすごく大きな損失
失敗からしか改善は生まれないのに、失敗がなかったことになっている
どうやって賢くなるつもりなんでしょうか
たくさん余白を空けておいたノートで
その余白に赤ペンなどで正しい情報を書き足せばいいのです
価値ある「失敗の情報」を消すのはもうやめてください
③板書なんか写さない
ほとんどの人がやってるどうしようもない習慣が
先生が黒板に書いた内容を写すことです
これこそが勉強だと勘違いしている人も多いです
でも、実際に先生たちがやっているのは
教科書や問題集の解説を予習して、それを黒板に書くこと
つまり、そんなことなら教科書や解説を見れば書いてあります
そんなの写しても時間の無駄でしょ?
大切なのは、先生が「口で言っていること」です
つまり
なぜこの式は次の式に変形できるのか、どの公式を使っているのか
なぜここではこの単語はこの意味になるのか、など
「先生の頭の中で思考されてはいるけれど、情報量が多すぎていちいち板書できないこと」
これを記者になったつもりで猛烈にメモりましょう
ここにこそ授業を受ける本当の価値があります。
成績が上がらない人は、はっきり言って人の話を聞いていません
板書を写すだけで先生の言葉に注意を払ってもいません
これで勉強できるようになって志望大学に受かったり
稼げる大人になりたいなんて無理な話です
先生の言葉に注意を払いましょう
そして必要なことはすべてメモっておきましょう
ここでもノートの余白が必要なのです
板書は、あなたの周りの「ノートアーティスト」のものを写させてもらえば十分です。
ノートアーティストは、ひょっとしたら一度話を聞けば頭に入る天才かもしれませんが
ほとんどの場合ノートがきれいなだけで内容は頭に入ってない人です
①〜③の他にも細かいことはありますが
まずはこれらを意識しないことには勉強の効率は上がりません
効率が上がらないとは、
かけた時間にふさわしい成果がでないということです
大切な青春の時間をドブに捨てるのがイヤな人は
上のことをしっかり心にとめてじっせんしてくださいね