計算ミスを減らすシンプルな方法(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/大学受験・進学実績:三重大・京大など/口コミ)
2020/03/09
計算ミスを減らすシンプルな方法(松阪の進学塾・多気進学スクール高校部のおすすめ英語勉強法/大学受験・進学実績:三重大・京大など/口コミ)
-数学を「読解力」から鍛えるたきしん高校部のブログです-
人は計算ミスをする生き物です
小・中・高校でも、大学生になっても大人になっても
計算ミスやケアレスミスはなくなりません
脳がいろんなことに注意を向けるよう作られている人間にとって
計算ミスは宿命と言っても過言ではありません。
大事なのは諦めることではなく、目をつむることでもなく
自分の弱点を知った上で対策をとることです
そして取るべき対策は意外とシンプルなことがよくあります
計算ミスに対する対策は2つ
・計算過程を丁寧に紙に書く
・計算ミスは消しゴムで消さずに赤で直す
です
まずは丁寧に紙に書くこと
それくらいわかってると思う人もいるかと思いますが
イコールをそろえて書いたり、簡単な+-×÷の計算もしっかり書いたり
というやりすぎぐらいの丁寧さで計算できている生徒はほとんどいません。
私は受験生のころ、自分の計算を信用していなかったので
掛け算の分配法則では矢印や+-の記号まで書いていました。
頭のなかで計算すると、必ずミスにつながります
脳にはワーキングメモリという短期記憶と処理を専門とする機能があり
解答の全体像を考えることはワーキングメモリを使用します
当然、頭の中での計算もワーキングメモリを使用するので
頭の中での計算で限られた脳の資源が無駄に消費されてしまうのです
紙に書き出せば、人間の脳が苦手なマルチタスク(同時にいくつも作業をすること)を減らすことができ
目の前の計算に注意を向けることができるのです
そして紙に書いた計算は修正したことも一目瞭然です
間違った箇所を消さずに赤ペンで修正すれば
自分が間違いやすいポイントが意識されるようになります
次に計算する時にはそのポイントで気をつけられますよね。
これを何度も繰り返していくと、ほとんど無意識に
計算ミスポイントで注意深く計算が進められるようになります
そしてやってみれば気がつく人もいるかと思いますが、
意外と簡単な計算ほどミスが多いものです。確認してみてください
今回紹介したのは「紙に書く」というシンプルな行動ですが
脳に負荷をかけず、意識に刷り込むという2大効果を得ることができます
ノート術などともかぶる内容ですが、
こういった基本をきちんと身につければ
勉強の積み重ねが1年で何倍もの差になってしまいます
意識して書く習慣を身に着けましょう